この記事は「CoderDojo Advent Calendar 2016」の10日目(12月10日)の記事です。
あれ、今日、何日だっけ…12月1…あれっ…。
時間を守らない前提で動いた覚えはないものの、守れなかったのは御愛嬌ということで。

今回の記事は「とが」の個人的な見解を述べるに過ぎず CoderDojo Kodaira の総意ではないことを予め御了承いただくと共に、いつも通り長いので全部読むのが面倒臭い方は画像と太字だけ追って下さい
ちなみに、あまりに長くなったので(一応推敲済)、怖くて文字数を数えていません。

2年半前と現在の私

CoderDojoにかかわり始めてから、2年半、いろんな出会いがありました。
私がCoderDojoを始めた経緯などをご存じない方は、昨年書いた記事「私とプログラミングと教育と」を御一読下さいませ(1万2千字強あります)。

EdTechな界隈につま先を突っ込み始めた始めた当初、「教育に感心の高い現役子育て中の同世代の方々」や「新しい事業や活動を思いついて実践する方々」などと対話をしてみたら私の人生の中であまり馴染みのない価値観だったために何度も戸惑いましたが、近頃はだいぶ驚かなくなりました。
2年前、いろいろビックリしました。
こういう人にお会いしても、大して驚かなくなりました。
最近、こういう人達かなり減りましたよね(視界に入るところからいなくなっただけかも)。良かったです。

あと、私、臨機応変な応対が不得意なので(多少のてんかん発作を起こします)、想定の範囲外のことが発生すると些細なことでも酷く驚いてしまう性質なんですよ。練習を重ねておくとか、事前に何パターンもシミュレーションしておくとか、場数を踏むことである程度はカバーできるようになりました。
そのくせ、新規性が高いというかまだまだ発展途上の場所に足を突っ込んでしまうことが多く、想定外のことがちょこまかと降ってきます。そうして懲りずにテンパりながら、優しい人達に助けてもらいながら、少しずつ前進しています。沢山の人と出会い、社会経験を積むことは、本当に大切ですね!
そんな中で最近ちょと驚いたのは、営利活動と非営利活動の間に日本海溝よりも深い溝を作りたがる人がいたこと、くらいでしょうか。これ自体は些末な話ですが。私、ここ2年ほどは子ども向けのプログラミング教育に関して非営利と営利の両方の活動をしているのですが(年度始めの記事参照)、これが意外に知られていないらしくて「うちは営利でやってますので!!」と露骨に邪険にされるなど、時々いろんな人と会話がかみ合わなくて吃驚します。公言はしているけれども自ら積極的に宣伝はしていませんし、「毎日Dojoのことばかり考えている」も強ち間違いではないので、勘違いされっぱなしでも別に良いか〜と思ったりもです。

最近の状況は、営利も非営利も関係なく「一人一人がものづくりを楽しみ、生き生きと過ごす場を整備すること」に対して注力し、試行錯誤を繰り返しているところです。
そんな中、ときどき、子育て中の保護者や長年子供と関わる活動を行っている方から私の杜撰…もとい大雑把なやりかたについて厳しい反応を示されることもあります。

(参照: 4月1日の記事
黙ってうやむやにされることが多い中で、反応があることは大変ありがたいことだと説に感じています。必ずしも御期待に添えるかは分かりかねますが、皆様のお言葉に耳を貸しながら、これからも日々試行錯誤を繰り返しつつ精進して参る所存です。

…とまァ前置きはここまでにして、今年のCoderDojoの活動の中での迷走ぶりを書きます。

今年の試行錯誤 - 運営全般

TMCNのLTで吠えた

色々な偶然と必然が重なって、6月のTMCNの総会「TMCNコミュニティ総会Vol.17」のLTに登壇しました。
というのも、(他称「暴言」こと自称「素」で書いている)Twitter上の発言が面白いので普段の活動の様子を聞かせて欲しい…と依頼を受けまして、「それなら」と快諾して登壇しました。それで、ドサクサに物資の寄付を乞うたら、希望通りにPCを寄付していただくことができました。わーい、パチパチパチパチ〜♪

ちなみにその時のスライドはこちらにあります。
某ニンジャの保護者に見せたら「これ、みんなが見たら怒ると思う(^^;」と言われました。そうは言ってもボランティア活動を他人の御機嫌取りでやるつもりがありませんし、難しいところですね。仮に、私の発言に問題があると感じられたのであれば、どのようにしたら私の問題行動が減るのかを一緒に考えていただけると、お互いのためになると思います!m(_ _)m

あのLTは内々でインパクトがあったらしく、MA2016サイト「テーマは「STEM教育」というか「こどもたち」!/TMCNコミュニティ総会」記事中でも紹介していただきました。いまだにあのLTのことを覚えていて下さる方がいて、ときどき声をかけてもらえます。あのLT、本当に登壇して良かったなと思います。伊藤さんとTMCNの皆さん、その節は機会をいただき、本当にありがとうございました!!

「です・ます」調で書くのが本当に苦手なので、ここからいつも通りの文体にしますね。

申込みシステムの改変とフィルタリングシステムの導入

Dojoの参加申込み管理に使っていたDoorkeeperが、9月から利用料がかかるようになった。それを機に、GoogleFormで申込みシステムを制作した(GoogleFormを少々カスタマイズしただけ)。

新システムは、初参加者と2回目以降で申込みフォームを分けた。
初参加者用の申込みフォームは、運営側が参加者をある程度選ぶ仕組みなので「フィルタリングシステム」と呼んでいる。改良途上で上手く作動しないこともあるが、少しずつ改良を重ねながら運用している。


具体的には、数段階の手順を踏まないと申込み完了できないようになっている。


イベント管理サービスを利用せずに独自の申込みシステムを使うことにした一番の理由は、既存のイベント管理サービスでは管理しきれなかったからである。機器の貸し出しなど、申込時に確認したいことが細々とあるのだ。しかも確認事項の分岐が多い。
それはそれとしても、何故、フィルタリングシステムが誕生したのか。
理由は極めて明快で、「面倒な問合せが多い」からだ。
面倒な問合せに対して苛々する時間が勿体ないから、ちょっとでも面倒な傾向があるものは、片っ端からブロックしている。何も小難しい話ではない。こちらからの「お願い」を無視するような人をシャットアウトしている。それだけだ。

一例が、「教育学部に在籍中の大学生ですが、教わりたいです」である。
年齢を問う項目で「今年度16歳〜18歳」を選んで、自由記入欄に「大学生ですが〜」などと書いてくる。

完全にすっとぼけていないだけ良心的といえるが、そういう問題ではない。

「ああ、日本も遂に17歳以下の子でも飛び級で大学進学できる時代が来たのか」とか「教育学部の学生か〜。そんな学部を選ぶくらいだから、根は勉強熱心な真面目な人なんだろうな〜。」などと、私が良い方向に解釈することはない。はっきり言うと、「教わりたい」という言葉だけで無条件に切っている

決して「教わりたい」こと全てが悪い訳ではない。
メンターに教えを請う、決して間違っていない。先の例も「メンターとして活動したいけど、全くの初心者なので勉強をしたい…が、何をどこから手を付けて良いのか分からないので手がかりがほしい」という意味で「教わりたい」と言われたら理解できる。だが、「タダ(無料)でもらえるものは、何でも貰っておけ」という消費者感覚というか、他人の背中から学び取りのではなくて手取り足取り与えて貰いたい意識が丸見えなのがいただけない
ニンジャ(の保護者)にしても「今日は何をしたらいいですか」だの「●●回コースとか、あった方がいい」だのと、何を言っているんだ。「自発的に勉強する(self-led-learning)場所だって言ってんだろ。漠然と『教わりたい』なんて考えで参加してくる大人を見て、誰が『ここは自発的に行動する場』だと考えるのか。」と、ツッコミを入れかける。
過去に私に断られた人をみても「どうしても、ここで、教わりたい」という人は皆無だった。ということは、そこまでして取り組みたい活動ではないのだろう。だから、問答無用で断る。

この態度について「なんて傲慢なのだ!」と憤慨している人もいるに違いない。
とはいえ原則は、CoderDojoの精神に則り「誰でも、気軽に、自由に参加出来る」こととしていて、常連ニンジャなら数時間前までに連絡してくれさえすれば、ほぼ無条件に受け入れている。

それでも、何故フィルタリングをするのか。
場のコンセプトを相手都合でなし崩しにされることを防ぐためだ。

申込み倍率の低いDojoだと、申込みに対する緊張感が希薄だからか、条件を無視した申込みが後を絶たない(ちなみに「自発的に勉強する」ということは理解できているが、「自発的な勉強の仕方」をイチから丁寧に教え与えてもらえると思っている人もゼロではなくて以下略)。
「大人にも教えてくれるんですか?」は本当に良く尋ねられる
世の中「交渉したら条件外でも受け入れてくれる場合もある」ので、顧客の立場として「押せば、願いは届く」と勧めてくる人もいる。「良いサービスは、頻繁に出る顧客の声を取り入れているもの」だとか。そういった発想なのだろうか。
「教えてくれるんですか」は、明らかに先生が手取り足取り教えてくれることを期待した、受け身丸出しの言葉だ。相談に乗ってくれる人はいるけれど、勉強する人が自ら課題を持ち込み主体となって勉強する場ですよ、と説明すると「そんなの続けていける訳がないよ」と言われる。そんなモデル、無理がある。みんな手取り足取りサービスを与えて欲しいのだ、と言う。
ゆえに、CoderDojoのコンセプトを崩せとの要望は全て断る

地域の大人を巻き込む

実のところ、「大人ですが教わりたいです」は結構多い。
小平道場には「大人ニンジャ」がいる。主にニンジャの保護者の、主婦の方々だ。「なんだ、教えてくれるのか」って、勘違いしないで欲しい。大人ニンジャは、Webの独習教材や書籍を読んで自発的に勉強しながら、運営を手伝ってくれている。要するに、「大人ニンジャ」はメンター予備軍のボランティアだ。もちろん、困ったときには相談に乗る。ただし、子供のニンジャが困っていたら、そちらを優先する。重ねて言うが、大人に対してイチから十まで教え与えることはない。
それから、「教わりたい」という大人向け講座をやると「ノウハウを丸ごと持ち去って、これから営利事業を展開しよう」と画策している人を、時々みかける。そのくらい、プログラミング教育は注目されているようで、「へぇ〜、そんなに(棒」と感心している。
よく誤解されているのだが、私は「CoderDojoの文脈で大人に教えることをしない」のであって「大人に教える事業をやらない」とは言っていない。持ち去られて困るノウハウは提供していないので何も困らないし、私は何でもお膳立てするほど気が利く方ではないし私が理解出来る言葉で質問しないと答えられないが、どのみち既に自立している人に対して何かを無償で提供したりしない。大人には有料で教える。私が無償で提供するのは、子供に対する「学習する機会」だけだ。
ところで、CoderDojoはオープンソースモデルなので、既に多くのノウハウが公開されていること、お気づきだろうか。具体的にはCoderDojoのWebサイトや"CoderDojo Kata"などで公開されている。
だから、誰とは言わないけれど、わざわざ素性を隠してコソコソ盗みに来る必要もないと思うんだ。いや、堂々と見学するにしても、後から良く分からん批判をするなら、見学しに来る前にCoderDojo本家のリソース(英語)に一通り目を通せば良いんじゃないの?と思った。

それはそれとしても、小平道場の慢性的なメンター不足を解消したかったことと、大人への需要を感じたので、早急にテコ入れすることにした。
CoderDojoのそもそもの認知度の向上と、技術者以外の人でも気軽に参加協力できる仕組みが必要だと思った。
小平道場のメンター不足は「平日夜間の開催が原因」と言われることが多い。時間的に都心に仕事に出ている大人が参加しづらいからだ。しかし、過去の経験や近隣のDojoを見ている限りでは「土日もそんなに人を確保出来ない」ことが判明している。子供(学習者)はぐんぐん増えるが、大人(手伝い)は増えない。私の統計的に、メンター希望者の大半は1回見学しに来て二度と来ない。主な理由は「続けていくのは大変」「やれる自信がない」など。ほら、曜日はさほど関係がない。なので曜日変更は考えていない。
また、小平は高齢者が中心となって活発にITの学習活動をしている市民団体が少なくとも3つ存在する。非技術者が多く所属していて、ワードとエクセルの自主勉強と学習支援をやっていることが多いのだが、どのサークルも過去にビジュアルプログラミング言語を用いた子供向けのプログラミングワークショップを何度か行っている(Scratchとプログラミン)。また、最新の技術動向に明るい人達が在籍しており、下手な現役世代より期待値が高い。

それから、今年初めに津田塾大学で年に1度実施されているプログラミング講座を見学した。
これは津田塾大学の後期授業「小中高におけるコンピュータ教育」の一環として行われているもので、サポートするのは全員津田塾大学の学生である。今年1月のは募集から1週間足らずで定員になる人気ぶりで、広報にはWebサイトと市報を使ったと聞いた。その時「この地域の広報は、市報が最強」と確信した。

(次の講座も速攻締め切りだ…)

5月、「市民学習奨励学級」という公民館の企画公募を見つけた。
市報で募集をかける大人向けの講座を思いつき、応募した。
全5回の枠は倍率が高そうだったので(実際高かかった)、全3回の枠に応募した。申込み倍率は1.67倍だったが、くじ引きで幸運にも当たりを引き実施する権利を得た(参考:「子どもプログラミング教育 サポーター養成講座」開催報告(1))。
実際に開催してみて、プログラミングの学習支援にも関心のある人が20代から70代まで多く世代にわたって存在することが分かった。開催報告は追々まとめるので詳細は割愛するが、やってみて受講者の大人の傾向について色々と興味深いことがわかった。

実のところ、講座を企画・運営するのと並行してニンジャへの対応方法を変更したら(後述)、メンター不足問題はあまり気にならなくなってしまった。未だに人手不足だけれど、そこは、先の「大人ニンジャ」の通り「活動に協力的な保護者をメンターやボランティアとして育てれば良い」という認識に変わった。
それはそれとしても大人への需要はまだまだ多いし、これからもっと増えるだろうと感じているので、引き続き大人を対象とした活動を実施する予定だ

荷物の運搬と備品の貸し出し

昨秋から引き続き、荷物はリヤカーもとい、サイクルトレーラーなどを使って運搬している。


念のため。このサイクルトレーラーは借り物である(参照:「サイクルトレーラーを貸して頂くことになりました」)。

サイクルトレーラーを利用してみて発覚したことは、「雨天に利用できない」問題だった。
天候によって運べる荷物の分量が変わる、これはなかなかの問題だ。
なので、まずは「荷物はLサイズ(75〜82L)のキャリーケースに入る程度に抑える」ことを前提にした。それなら好天時はサイクルトレーラーを利用し、雨天は電車移動ができる。
それでもキャリーケースいっぱいに荷物を入れて階段を昇降する(※マンションにはエレベータがない)のは正直厳しいので、できるだけ荷物を減らすことにした。
そうはいっても、PCやタブレットなどの貸し出しをやめるつもりはない(私の信条に反する)。そこで考えたのが、常連参加者の協力を得て、複数人で荷物を分散して持ち運ぶことだった。5月ごろから試験的に運用を始め、7月から実施した。

荷物を複数人で分散して持ち帰ることで、万が一の持ってこれないときのリスクを軽減できる。
都合がつかない場合は荷物の受け渡しをDojoの日以外にして行きだけ・帰りだけなども可能にしたり、できるだけ次回の参加が確実な人に頼んだりもしている。
また、荷物を預かってもらうついでの「特典」をつけたりもしている。借りたいものをついでに貸す。ほぼ毎回参加し、必ず同じPCを借りるニンジャにも、機器の持ち帰りを許可した。

結果、私と保護者との間でコミュニケーションが増え、意欲の高いニンジャ達はより積極的に活動するようになった
「OSを再インストールする必要が出る程度に(ソフト的に)ぶっ壊してもいいよ」と言ってMacを貸したニンジャ(中学でパソコン部在籍)は、アプリを入れまくって部活の延長の作業もしている、とのこと。オフの日もメールで連絡してくれて、自宅での作業成果を報告してくれたりもする。むちゃくそカワイイ。

長期間貸し出すことで、結果的に購買につながった例もある。あるニンジャは、数か月PCを借りたPCと同じメーカの中古PCを購入した。このことから、貸すときは長期間貸すことを前提・購買意欲をそそる低価格PCを渡す、のが最善かもしれない(ということで、PCメーカーさん、PC販売業者さん、物資のご支援のほど是非!w)。
これは結果論かもしれないけれど、積極的に道場の備品を借りているニンジャほど、成長が早く、道場への定着率が高まったと思う。ちなみに、この結果に該当するのは小学5年以上のニンジャ達である。

低学年のニンジャに対しても、条件分岐などの構文を理解できていないレベルの子に対して半強制的に貸し出す実験を数名に数回行っている。原因はさまざまだが「貸しても触らない」ことが大半だった。保護者の家庭内サポートがあるのかと思ったら、マニュアルを渡したにも関わらずインターネット接続の設定方法が分からず(ちょっとでも違う画面が出ると「分かりません」と言って作業を進めない)なにもできないと報告を受けた。最終的には「低学年の子供が参加するのは難しい時間」「自発的に学ぶことが困難」との保護者判断で道場に参加しなくなった。
ちなみに18時半から20時という時間設定は、小学高学年以上をメインターゲットにしているからだ。
本当は17時から19時の間くらいでやりたいのだけど、そもそも17時から使える公共施設はない(大半の施設が13〜17時と18時からに分かれていて、2コマ借りる必要がある)。
どのみち、低学年については「親がやらせたい」ケースが圧倒的に多い。
「やらせたい」なら、出来れば、有料教室に通わせて欲しい。

今年の試行錯誤 - メンタリング関係

Scartch以外のことをやらない問題

小平道場は小さなDojoなのでさほど表面化していないが、「Scratchから先、何しよう」問題はどこでも聞く。
ArduinoやHTML/CSSなどやっているニンジャのいるDojoをちょいちょい見かけるので困ったときはそのあたりが妥当なんじゃないかと思うが、そもそもそこら辺の選定を含めて「ニンジャ達が考えろよ」と思う。
考えろよと思いつつ、ノーヒントで新しいネタを見つけるような、非常に豊かな想像力を持った子供たちばかりではない。保護者や学校の先生が必ずしも「けしかけ上手」ではないので、日常生活のどこかで良いヒントに巡り会えるとは限らない。なので、メンターが折を見て、何かしらの小ネタやヒントをチラつかせる必要があると感じている。

と、ここで、CoderDojo 調布が「メンターの自己紹介兼いろいろな技術の紹介」をしている話をしたら、数名が軽く悲鳴を上げかねない反応を示した。ハードルが高い、と。これ、メンターの平均レベルというか、Dojoにコミットする馬力に依るんだろうな。もし模倣するのであれば、工夫が必要かもしれない。

たとえば「新しい玩具をチラつかせる」などなら簡単なので、やっている。

それで、ニンジャ達は本当に興味を持ったら「やらせて」とか言い出すので、その時にもうちょっと好奇心を掻き立てるような情報を小耳に入れてあげたり何らかの形で上手く背中を押してあげられたらバッチリなんだろうな、と。
そんなノリで様子見している。

CoderDojoと有料教室の違いを考える日々 - 子供達の雰囲気

ここしばらく運営で気にしていることは、ニンジャ同士の学び合い・メンタリングを行う「ピア活動」と、メンタリングも行うニンジャ「ユース・メンター」の2つをどのように啓発していくか、だ。
「なんの話?」という方のために説明すると、以前のCoderDojoのWebサイトには
CoderDojo is a worldwide movement of free, volunteer-led, community-based programming clubs for young people.
云々というお馴染みの説明の他に、
Community, Peer Learning, Youth Mentoring & Self-Led Learning
ということが書かれていた。
だが、今年前半のサイトリニューアルで"Peer Learning, ..."云々はサイトの分かりやすい場所から見かけなくなった。
「見かけなくなったから、重要ではない」ということではなく、決まったフレーズとして出てこないだけで、頻繁に出てくる。実際「peer」でサイト内を検索すると、"peer-to-peer learning"、"peer mentoring"などのフレーズが入った今年の投稿記事が出てくる。
CoderDojoのYouTube動画"How to be a Mentor”の0:52〜1:00あたりでも言及されているし、CoderDojoサイト内のe-learning教材の中にも出てくる。

寧ろ、より推奨されるようになった、気がする

"Youth Mentoring"…ニンジャをメンターとして育てることは、割と聞く。
ただし、話を聞く限りでは「必要に迫られて、なんとなくそうしたほうが良い」という感じでやっている場合が殆どで「CoderDojoで推奨されているから」という文脈からではない。
それで「あっ。みんな、そんなにCoderDojoのサイトに目を通していないんだな」と感じた。
…あるいは、CoderDojoの方針に端から端まで則る必要はない、という感じなのかな(別に私も全てが全てを忠実に則ってやっているわけではないが)。
それはともかくとして。

ひとまずピア活動の不足が非常に気になったので、ガイダンス資料に付け足した。

参考: CoderDojoガイダンス

そもそも、どうしてこのあたりを気にするようになったのかというと、偶然見学に行った有料でやってる寺子屋形式のプログラミング教室の方が、私のイメージしているCoderDojoっぽかったことと、ピア・ラーニングについて日本国内のDojoで殆ど話題に上らないからだった。
寺子屋形式の有料教室の生徒は、Dojoに来るニンジャ達より意思がはっきりしている子が多く、大いに自発的に行動していた。そして、とてもリラックスして参加していた。そしてやかましいのもいる。良い意味でも悪い意味でも混沌状態。かたや、さいたま、柏、梅田などの大きなDojoを見ると、その時間はキチンと椅子に座り、制作に集中して黙々と過ごしている。はっきりと「お行儀が良い」という印象を受ける。正直、有料教室に嫉妬した。いや、決して混沌を望んでいる訳ではないんだが…。

余談を加えると、小平道場のニンジャは「とがさん」や「先生」と呼ぶのが半々で(約1名「ヌシサマ」と呼ぶのもいるが)、有料教室の生徒達は私に妙なニックネームを付けて呼ぶ子が多い。名前で呼んでくれたと思ったら呼び捨てだったりするし(生徒同士のやりとりで年上や先輩に敬意を払わないのは注意するが、私を呼び捨てにするのはカワイイので注意してない)。このことからも、良く言えばDojoのニンジャ達の方が行儀が良く、教室のニンジャ達の方がフレンドリーである。この対比が、本当にモヤモヤした。
(いや、ニンジャ達がフレンドリーではないかというと決してそうではなくて…一人一人はフレンドリーで、それも「最近、ようやく」という感じで、多分Dojoによるとは思うんだけど…なんというか…うーん、上手く言語化できない…)

折しもCoderDojoが「無料のプログラミング教室」として紹介されることが増えてきて、有料教室とCoderDojoの違いを考える機会が増えた頃だった。
どのあたりが、有料教室と異なるんだろう。民間人から「民業圧迫」と糾弾されることがないにせよ、どうしてCoderDojoをプログラミングスクールの「競合他社」と考える人が後を絶たないのか。そもそも、CoderDojo運営者自身、プログラミングスクールとCoderDojoは何が違うのか、厳密に自覚しているのだろうか。本当に、何が違うんだろう。
悶々と考えることが続いた。

DojoCon Japan 2016の話(若干閑話休題)

有料教室との違いを考える上でも重要だったのが「継続的な活動の中での違い」だった。
単発イベント、無料体験学習会では殆ど違いがない。Scratchを使うならScratchを使うなりに、JavaScriptなどのテキスト言語を使うならそれなりに、有料教室もボランティアクラブも殆ど同じようなことをやっている。少なくとも単発なら、子供の立場で見て、一体何が違うのかが全く分からないと思った。
そこで継続的な運営の中での違いを考えることにした。
継続的に参加する子供達、どこで差が生じるのか。
すぐに気が付いたのが、子供達の参加の頻度だった。
教室は、ほぼ決まった子供達が定期的に参加する。大半が、週1か隔週参加である。かたや、国内の大規模(といっても世界的には小規模)なDojoを見ると「多くて隔週参加」で、大抵は月1か、隔月参加となる。さらに、大規模Dojoは申込み倍率が障壁となり、かならずしも定期的に参加出来る訳ではない。これでは、同じ場にいる者同士、なかなか顔見知りになれない。
参加倍率の問題は、国内Dojoの不足である。

ところで、今夏、まさに国内のDojoを増やすためのイベントが大々的に開催された。「DojoCon Japan 2016」である。 関西地区のチャンピオンとメンターが中心となって、大阪で開催際された。
ちなみに私も、足手まといながら実行委員として参加した。

参考



DojoCon開催後、今年4月から比較してDojoの数は倍に増えた。
これはとても喜ばしい傾向である。
ただし、全てのDojoが実稼働中ではないし、CoderDojoに関心を持つ人が増えてDojoが増えると同時に、ニンジャ参加希望者が更に増えたようにも思う。つまり、少なくとも、関東で稼働中のDojoの状況はさほど変わっていない気がする。寧ろ、さいたまに至っては、申込み倍率が上がったような…(どうです?)。
だから、やはり、現在の運営上で対処できることを考える必要もある。
とはいえ、運営関係者一人一人の負荷が上がるようではいけない。むしろ、もっともっと負荷を下げる必要すらある。何が不足しているのか、考える。

ピア活動に対する解決の糸口の発見 - 放課後教室の講師を通じて

DojoConとほぼ同時期に、ピア活動に対する解決のきっかけを見つけた。
3年前から手伝っている近所の小学校の放課後子供教室の「パソコン教室」(以下、放課後教室)で2時間、プログラミングを教えることになった時だ。
放課後教室の参加者は数が多い。普段から2、30人いる。その日の児童は35名で、ボランティアの大人は私を含め、5人。皆、プログラミングスキルは皆無。そんな中、事前の打合せも、勉強会も一切せず、ぶっつけ本番で実施した。結果、大成功で終わった。

放課後教室でのプログラミングワークショップが成功した主な要因
  • 既に子供達と私が十分に面識があり、ある程度の関係ができていた
  • 取り組み前に子供達が楽しい気持ちを膨らませるような講義を入れた
  • 子供だけでも取り組めるアクティビティを選定した(Hour of Codeのチュートリアル
  • 児童2、3名にPC1台で実施した
  • 大人は最低限の支援だけで済んだ
アクティビティの選定については、昨年、(放課後教室の)時間が余った時に試しにScratchのワークショップを行って大失敗した経験も活かされている(希望者を募って30分でやってみたら、最終的に1名しかついてこれなかった)。 PCの台数が不足していたので過半数の児童が2、3人で1台で使うことになり、自然とペア・プログラミングというか外野があれこれ言ったり言わなかったりする空気が出来た。問題解決出来ないと、誰もなんも言っていないのに近くの席の子が飛んできて、助けてあげていた。
その様子を見て、仲間の窮地を察して助けに行く子の必要性や、ひいては放課後教室のような空気感の必要性を強く感じた。

かならずしもセッション中にプロジェクトを作らないといけないんだろうか

ところで、若干話はズレるが(さっきから何度もズレてるけど)。
継続的にセッションに参加しているニンジャの中に「毎回参加しているけれど、必ず取り組み課題を持っているわけではなかったり、なんか他人の作品で遊んだり眺めているだけで作業という作業をしていない」子はいないだろうか。 Dojoでの過ごし方やツールの使い方をいまひとつ理解出来ていなくてボケーッと過ごしている、という意味ではなくて。自由なプロジェクトを制作するだけのスキルはあるけど、なんとなーく遊んでいたりするニンジャ。

参加倍率の高いDojoなら、もしかした目くじらを立てられたり、注意されたり、今後の参加をお断りされたりなどがあるかも知れない。有料教室にこのような子がいると、授業妨害に発展するなどで他の生徒に悪い影響を及ぼす可能性がゼロではないので、目を付ける。
でも、小平では、こういったニンジャを容認している。携帯ゲームで遊んでいる子以外は、PCやタブレット端末でYouTubeをみていようとゲームで遊んでいようと何をしていようと、特に注意をしない
もちろん、視聴中のメディアの音量が大きすぎたり、あからさまにフィッシング詐欺なページに飛んでいったり個人情報をScratchのフォーラムに投稿しようとしているのを目撃したら注意を促すけれど、基本、容認している。
なぜかといえば、彼らはインターネットを使った遊び方を知っているからだ。

それに、Dojoがプログラミングをする場所であることも知っている。だから、必ずしも悪影響を及ぼすわけではない。
Dojoに参加するニンジャ達は、必ずしもインターネットに明るい訳ではない。そんな後輩ニンジャ達に、遊んでいる先輩ニンジャが(当人が知ってか知らずか)新しい遊び・知識・情報を提供してくれる。そして、このパターンのニンジャは往々にして、突けば程良い距離感で後輩ニンジャの世話をしてくれる(拒否られることもある)。だから容認している。

Dojoの時間にプログラミングをせずゲームやYouTubeに興じるの、どうなの、と思うかもしれない。
確かに、多くのDojoは、1回のセッションが60〜120分と時間が限られている。
参加したからには、限られた時間内で課題に集中したいニンジャも多いだろう。
人数制限があったりして、必ずしも参加出来るとは限らないDojoも多い。

そこでふと思ったのが、「そんなに皆、毎回毎回なにかしらの課題を持って来て、その時間にプロジェクト制作に集中することができるのだろうか。」という疑問だった。
というのも、チャンピオンである私が言うのも難だが、私がニンジャだったら「作品をDojoで発表するけど、その作品は家で作ってくる。Dojoでは、バグがない限りは、みんなの様子を眺めながら別のことして遊んでいたい。」という風に考えるだろうなあ、と。
場の空気が楽しいから行きたいし自分の頑張りを披露したいけど、毎回かならずその場でプログラミングしないと氷のような視線を浴びせられるとかだとしんどいなあ、とか。

そもそもDojoに参加しているニンジャ達は、Dojoに何をどこまで期待しているのだろうか。
Dojoは、保護者の意見とニンジャ達の意見、どちらをどの程度尊重すべきなのだろうか。
プログラミング "クラブ" なんだから、極端なことをいえば、本気でプログラミングをしている子が2割で8割が遊んでいても、別に問題ないんじゃないの?そもそも、そのプログラミングクラブは、全体として何を目指しているの?…などと思ったりもする。

小平道場のコンセプトは「学習機会の平等な提供」と「デジタルなものづくりを楽しむ人を増やす」である。プログラミングで飯を食う人を養成できない(我々にはそこまでケアする力はない)し、チームを組んでプログラミングコンテスト荒しをしようなどと考えている訳ではない(いや、そういう物好きが複数名現れたらそっちを目指す人達がいても良いとは思う)。
ナンバー・ワンを目指す精鋭を集めたいのではなく「緩やかに切磋琢磨し、成長出来る場」を目指しているので、「隣の友達を温かく見守るだけ」というニンジャの参加も拒まない(多少ツッコミは入れるが)。

「こんな過ごし方があっても良いよね!」とDojoの中で実感したのは8月2日の25回目の練習会
(参考: CoderDojo Kodairaブログ:[開催報告]練習会 #25
まず「Minecraftで遊びたい」とうニンジャが出てきたら、先輩ニンジャと同じワールドで遊ぶように指示する。先輩ニンジャには後輩ニンジャの面倒を見るよう指示をだす。その日何を達成するまでやりたいのか目標が決まっているのなら一人で遊んでもいいけれど、原則、2人以上で遊べ、と。たったそれだけだ。
マイクラは数年前に、他のDojoでマイクラ中毒問題を生で見ているし、Facebookグループでも話題になっていたので、マイクラの導入には考えるところがあった。
しかし、今年の私は違う。マイクラと死闘(?)を繰り広げ、逞しくなった(多分)。実は、私はすぐ3D酔いするので、モードによっては5分以上操作できない。それでも「子供たちにとっては使い方を工夫すれば、非常に有用なツールである」という認識が構築されている。そこで、みんなで一緒に遊ばせるようにした。
思い切ってやってみた結果、ニンジャのメンタリング力を鍛えることにもつながった。

このようにしてから、メンタリングが一気に楽になった
私だけではなく、一緒に手伝ってくれている人達もそういってくれた。
これは、11月のTMCNのイベントの際にも感じた。

(参考:コーダー道場こだいらブログ 前原小学校のSTEAMイベントに参加しました
前原小のイベントは本当に嵐のようだったが、このときに子供同士で解決している感じの良さを他の人達とも共有できて、このとき改めてクラブ活動放課後子供教室のようなものを目指そうと思った

Doorkeeperからのシステム以降の際に定員を取っ払ったのは、皆で遊ぶ流れが生まれた空からもある。
定員をなくし、時々他のメンターが都合つかずに危うく私一人でメンターをやらねばいけない自体になりかけたこともあるけれど、現在まで大きな問題は発生していない。
ニンジャひとりひとりの課題の取り組みの幅が広がったし、成長する子はどんどん成長するし、成長が遅い子も遅いなりに自分で課題を選んで、みんな自由に気楽に取り組んでいる。

結局、「ピア」って何だろう

ひつじ書房刊「ピアで学ぶ大学生の日本語表現」によると、ピア(peer)学習について次のように定義されている。
ピア(仲間)同士で小グループを作り、互いの知識や情報をもとに、協力しあって問題解決をしていく学習活動です。「批判的思考」と「仲間作り」のための活動です。(中略)仲間同士が協力的に学習を行いながら、知識を探求することができます。
ピア活動が有効なシーン
  • 難しい課題
  • 広い知識が要求される課題
  • 想像が要求される課題
ピア活動をすることによる効果
  • 自らの学習仲間作り
  • 緊張度を下げて、リラックスした雰囲気をつくる
精読したわけではないので明確な実践イメージは沸かなかったが、ピア・ラーニングの効果とDojoの考え方には共通するものがあることが確認出来た。


新しい課題 "Ask three then me"

また、CoderDojoサイトのニュース記事"How to Find Mentors for Your Dojo"には、Dojoでピア・ラーニングを推奨していることが書かれている。
At CoderDojo we encourage peer to peer learning so that the children can ask each other questions when they are stuck before they ask a Mentor for help. Nothing solidifies and empowers their knowledge than showing others what they have learned.
ピアで具体的に何を推奨しているかというと、(作業中に)行き詰まったとき、メンターに質問する前にニンジャ同士で質問し合うことである。
「メンターに質問する前に質問し合う」ことについては、"Mentor and Volunteer Information"やECHOの中でも言及されていて、端的に"Ask three then me"と書かれている。
Encourage young people to have a choice about what they are learning and encourage them to try to find the answers to their own questions from their peers, the internet and then from mentors. “Ask three then me” is the motto that reminds adults that kids look for three other sources of help and information before approaching the mentors.
要するに、メンターに質問する前に、ニンジャ同士で相談したり、ネットで調べろ、ということらしい。


ところで最近、子供達が何かを習得するまでにかかる所要時間に差が生じるのは、基礎学力以外のことだと強く感じている。
たとえば検索能力(…これも基礎学力に勘定するのかも知れないが)。検索能力の強化の必要性は前から感じていたけれども、最近は「いまどきの学習格差は、検索能力・十分な反復学習・保護者の『学習』に対する見解」ではないかと感じている
というのも、常連ニンジャと保護者7、8組と、教室の生徒の数か月の様子を見てのことだ。
覚えの早い子は、自発的に本を借りるなどして勉強したり、確実に家でも反復学習を行い、「ネットで調べなさい」と言ったときに割と素直に調べる。超基本的なことを身に付けられていない子…低〜中学年に多かった傾向として、調べること・反復学習、どちらも足りていない。ネットで調べるように指示すると、何をどうすればいいのかわからず仕舞いには気がそれたりして飽きてしまうか、やるまえから煩わしがってやらない。そういった状況を保護者は「まだ小さいので」「男の子は飽きっぽい」「夜はおねむなので」などの言い訳を聞いてきた。家でやらない理由も「学校の宿題が忙しい」「他の習い事がある(多忙なのでプログラミングはこの時間内だけしかやらせない)」など。なんで保護者が協力的な態度をとらないのか知らんけど、こちらとしては「じゃあ、できなくても、しょうがないですね」としか言いようがない。その程度の感覚で参加している親子は自然と来なくなる。
来なくなる人などどうでもいいっちゃいいんだけど、それなら、そもそもこの人達は一体何を思い何を期待して参加したんだろうな、とか不思議でならない。
子供の可能性?たった数回つまみ食いしただけでさして真剣に取り組んだわけでもないのに、可能性の何が分かるの?
保護者自身、人生の中でどういう風に「学習」と向き合ってきたのかな、とか、しみじみ考える。

まとめ

今後の改善に向けて、次の通り考えている。
巻き込む大人を増やす
  • 近隣地域に対する小平道場認知度向上(CoderDojo自体の認知度も上げないと…)
  • 保護者の協力者を増やす(保護者も大人ニンジャ→ボランティアメンバーに!)
ニンジャ達が一層自発的に活動できるようにする
  • 大人達もニンジャに負けずにものづくりに励む!
  • 道場参加者全員でネットや本で調べる習慣を身に着ける
  • 発表時間以外に希望者のみ集まって遊ぶ時間などの導入
私個人について
  • 遅刻を減らす(いつもごめんなさい…)

結論の結論としては、今年も色々とドタバタしたけど、光明もみえてきたし、道場が落ち着いてきて、本当に良かった。ということで、「それ、こっちじゃなくて道場のブログに書いたらどうよ」という内容も含めて個人的な近況を書いてみた。

補足

文中、「道場」と「Dojo」の表記が混在しているのは、「コーダー道場こだいら(小平道場→道場)」と、その他のCoderDojo(Dojo)を差す場合で分けているためである。